
「ドリルを買いに来た人が欲しいのは、ドリルではなく『穴』である」
これは、レオ・マックギブナの有名な言葉である。
ドリルは手段であって、目的ではない。
お客さんにとっては「穴」がゴールなのである。
さて、昨今の不況により保険の見直しが花盛りである。
4月25日の日経新聞によると、保険の見直しを考えている人が 36%もいることが、アンケート結果から明らかになっている。
ここで考えていただきたいのが「ドリル」と「穴」の話である。
保険は「ドリル」でしょうか?
「穴」でしょうか?
本来、保険を購入することによって「保障」を得ようとしているはず。
すなわち保険は「ドリル」であって、保障が「穴」である。
最初に考えるべきは保障であり、本当に必要な保障額の計算が重要となる。
それが分かれば既に用意されている社会保障、企業保障、預貯金、配偶者の所得など、 準備できているものを列挙し、足りない部分がいくらなのかを算出すればよい。
最後にその部分を保険で用意すれば大きく掛け金の負担を減らすことができる。
中には、いきなりドリルである保険を探す人がいる。
そしてあのドリル(保険)よりもこちらのドリル(保険)の方が、同じ性能(保障金額)で値段(掛け金)が安いから、と保険の見直しをされる方が多い。
ドリルの比較だけをやってしまっては掛け金の負担を大きく減らすことは困難である。
又、通常は年齢の上昇により掛け金の負担はどんどん上昇していく。
ここで「保障」を万が一だけでなく長生きをした時のことも考え、そのバランスが取れれば掛け金負担を大幅に減らすことができ、歳を経るに従い掛け金の負担を減らし最後は保険を卒業することもできる。
保険にこだわるか?
保障にこだわるか?
保険を永遠に掛け続けるか?
早く卒業するか?
早く気付いて行動で来た人からゆとりが生まれるであろう。
くれぐれもドリルに振り回されないようにしたいものである。