2008年6月13日

江戸時代末期に活躍したファイナンシャル・プランナーをご存じだろうか?

 

戦前は全国のほとんどの小学校に彼の銅像があった。

勤労・勤勉の象徴として、薪を背負い本を読みながら歩いている像で有名な、二宮金次郎すなわち二宮尊徳翁である。

 

何故、彼はファイナンシャル・プランナーなのだろうか?

それは、尊徳翁の「報徳思想」の中で説かれている。

 

 

動物は餌を食べたいだけ食べる。

しかし人間は先のことを考えて、収穫の中から来年のための種を保存するのである。

種をまかなければ来年以降の収穫が無いからである。

そして、1年かけて一家が食べられるよう、どれだけを食べ、どれだけを蓄えるのか計画を立てて配分する。

 

消費と備蓄の度合いを考えて生活する。

このことを報徳思想の中で「分度」という。

 

この考え方こそがFPである。

 

 

 

現代において、目先の消費に走り、種をまかずに「何とかなる」と思っている家庭がある。

しかし「まかぬ種は生えぬ」である。

 

 

生きていく上で、今使うお金と将来使うお金の計画を立てて効率的に配分する。

消費と投資(来年以降のため小さな種を育てる)の度合いを考えて生活する「分度」。

 

 

すなわちファイナンシャル・プランニングが必要である。

 

 

 

 

また尊徳翁は、報徳思想の中で一生懸命働き収穫を得たらその利益を倹約し、その余りを足りない人に譲る、すなわち「推譲」を説いている。

そして「推譲」された者は感謝し、受けた徳に報いる心が大切であるともしている。

 

 

これを現代に用いると、働いて得たお金のうち全てを消費にまわさないで、その使わないお金を新たな事業計画資金を必要としている企業に貸すという「推譲」、すなわち投資をすること。

そして、その徳に報いて企業が配当金を払うというお返しをすることを「報徳」と捉えることができる。

 

 

お金を貸したい人から借りたい人へのこの融通取引が、本来の「金融」である。

目先の利益や目先の消費に走り、自分にとって損か得かで判断する現代社会。

 

 

「損得」から「尊徳」へ。

 

 

自分も相手も社会も良くなる、そんな時代へ変わるため尊徳翁の教えに学び、日々活動を続けていきたい。

経営総合支援サイト
一部のコンテンツの閲覧にはパスワードが必要です。会員登録・利用に関するお問い合わせはこちら
2010年8月2日 更新
放夢新聞
ミサワホーム株式会社
彼岸花の里
彼岸花の里:

 揖斐川の支流、津屋川堤防にこの彼岸花の群生地があり、お彼岸の頃になると3㎞にわたり真っ赤に咲き誇る10万本の彼岸花で埋めつくされる。このスポットは数年前から口コミで広がり、海津市南濃町の観光名所となり、カメラマン等が県外から多く訪れている。

セミナーの開催案内、最新の税務・会計ニュース、マネーコラムなどの情報をお届けします。

TKCプログラムダウンロード
毎日更新!お役立ちコーナー
補助	金・助成金情報
TKC全国会
e-tax
MyKommon
社員教育プログラム
決算診断