
中小企業の経営者が悩む資金繰り。
最近創出された制度融資を受けるため、 中小企業経営者が千代田区役所の前に早朝から並んでいる。
1日に45件の申請相談しか受け付けてもらえないためだ。
朝6時に行ったが既に遅く、 翌日寝袋持参で夜中の3時半から並んだという経営者もいる。
そのくらい昨今の経済不況は中小企業の資金繰りを悪化させているのだ。
今年も各企業の年末調整が終わったが、資料を見るにつけ、 企業のみならず、一般の家計も資金繰りの悪化が 深刻さを増してきたように感じる。
中小企業の実に8割が赤字で黒字は2割しかないと言われる昨今であるが、 私が子供の時代には逆に8割が黒字企業であった。
そんな高度経済成長時代は先のことを考えなくてもよい時代であったが、 いまや成熟経済。
企業も家計も右肩上がりではなくなった。
そんな中、2割の黒字企業は先を見据え、それを経営計画に落とし込み、 毎年決算をしては、その数字を活かし黒字経営を継続している。
同様に私達の家計も黒字経営を持続していくためには 家計の資金繰りを考慮した経営計画書と家計決算が必要である。
計画も持たずに目先の消費に走ったり、 人生設計もなく勧められるままに金融商品を購入することによって、 家計の問題が解決したかのような錯覚に陥るケースが散見される。
勧められるがまま保険に加入し 勧められるがまま投資信託を購入し 勧められるがまま住宅ローンの繰り上げ返済をした結果、 資金繰りが苦しくなり掛け金を払えなくなったと保険を解約し 評価が下がったからと言って、投資信託を売却し 老後資金が無いからといって金利の高いローンを借りる家庭がある。
私たちが生きていく上で必要な「保険・貯蓄・投資・ローン・税金・社会保険」を バラバラに考え、上記のように目先の手段に走って右往左往するのか?
それとも人生の計画書を持ち、それに合わせて上記の保険・投資・ローン等の 金融もバランスよく活用し、ゆとりある生活を送るのか?
どちらをとるかは、家計の経営者次第である。
年末年始の休み中に、来年以降の長い家計の経営計画書を 作成してみては如何だろうか?
そしてそれを毎年、決算でチェックし、資金繰りに困ることなく、 ゆとりある家計の黒字経営を継続させてはどうだろうか?
2割の黒字企業のように。