
「『住宅ローンを返せない』という相談者が増えてきました。
どのようにアドバイスをしたらいいですか?」とファイナンシャル・プランナーの方から相談を受けました。
実際に住宅ローンの返済に苦しむ家計は多いでしょう。
この不況で夏のボーナスが出ない企業が続出。
住宅ローンの支払いは2ヶ月滞ると督促がきますが、6月に出るはずのボーナスによるローン返済は7月末。
そこで落ちないと9月には督促が来ることに。
また段階的に金利が上がっていくタイプの住宅ローン「ゆとりローン」の利用者も同様です。
この商品は既に廃止となりましたが1998年前後にこのローンを組んだ利用者は昨年から今年にかけて金利負担が大きく跳ね上がっています。
その上この不況。
非常に厳しい状態といえるでしょう。
実際に、鳩山内閣でも住宅ローンに3年の猶予など何か手を打とうと考えています。
こういった相談を受けた場合、ローンにだけこだわらず、家計全体をみるようにしています。
ローンは返せてもその後の老後の生活は火の車であっては困ってしまいます。
実際にローン返済で苦しむ多くの世代は、60歳から65歳まで無年金時代を過ごすことになります。
また、子供が高校にも通えない状態までになってしまっては何のための住宅購入であったか・・・。
家計の長期でのシミュレーションの中でお金の動きを実際に目にして、どんな人生を送りたいのか?
もう一度見直してみると良いでしょう。
「住宅」という一つのものだけにこだわることよりも全体を通して考えることが大事であることがすぐに分かると思います。
やはり家計の全体を診る「家計の健康診断」が毎年必要でしょう。
私はお客様に毎年家計決算で健康診断をしています。
なにせ家計の寿命はその人の寿命と同じですから・・・。
ちなみにイチロー選手が9年連続200本安打を達成する前、ふくらはぎに違和感を覚え、数試合欠場をしました。
安打数を重ね調子が乗っている中で、しかも記録まであと数十本の時でした。
他の選手であれば打撃の好調を維持するため、痛み止めでもうって一試合でも多く出場し記録達成に臨んだことでしょう。
上半身のケガはそれほどでもないが、下半身のケガは長引くと言われています。
現在もヤンキースの松井選手はひざの痛みと戦っていますし、昨年引退した清原選手も下半身のケガで引退を余儀なくされました。
長期で物事をみることができるイチロー選手だからこそ欠場を選んだのではないでしょうか。
目先に捉われない長い目で見た家計の健康管理を是非実施してみてください。